D&I座談会
目指すのは、社員一人ひとりが活躍できるワークスタイル。
私たちは多様性がイノベーションを生み出すとの考えのもと、ダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを推進しています。さまざまな立場や背景を持つ社員が互いに尊重し、一人ひとりの社員が存分に活躍できる職場環境づくりを心がけています。今回は、お互いの立場にある社員4名に集まってもらい、日東紡での働く姿の実態を探ります。
イクラム アリフ
ニットーボーメディカル株式会社
学術部
東京学術グループ
石川 萌々花
グラスファイバー事業部門
営業担当
照内 洋子
メディカル事業部門
開発部 部長
野口 正彰
経理財務部
管理グループ
日東紡に入社した理由と
いまのワークスタイル。
石川
日東紡への入社を決めた理由は、研究、製造、加工、販売の一貫体制を持っている素材メーカーであることでした。一貫体制を活かし、お客さまのニーズに対して多角的なアプローチができる「提案営業」に惹かれたことも決め手の一つでした。現在はグラスファイバー部門の営業として、建築の内装に使われる素材を扱っています。
研究所と連携して、お客さまのご要望に合わせた製品の開発を行うなど幅広い業務に携われることもやりがいです。
イクラム
日本に来てから10年以上経ちます。
入社前は大学院で体内時計の遺伝子に関する研究を行っていましたが、研究以外の業務にも挑戦したいという想いを受け入れてくれたのが日東紡でした。
現在は、試薬の有用性向上のための共同研究、臨床や技術的知識の営業への教育のほか、製品に関する問合せ対応も担当しています。多岐にわたる製品の問合せに対応しながら知識を深めていく、そうしたプロセスは研究作業にも似ていて面白みを感じますね。
野口
私は2021年9月に中途採用で日東紡に入社しました。前職では営業や管理部門の業務を経験しました。現在は経理財務部に在籍し、投資家などに向けて発信するIR情報のベースとなる日東紡全体の予算や実績に関する数字を取りまとめる業務に従事しています。
プライベートでは1児の父でもあり、育児休暇やフレックス制度などの制度を活用しながら、育児にも積極的に参加しています。プライベートを大切にしながら働けることも日東紡の魅力だと思いますよ。
照内
私はメディカル事業部門でさまざまな製品の原料となる機能性ポリマーの開発を担当しています。以前は自分でも手を動かしてバリバリ実験に携わっていましたが、現在は管理職となり、開発メンバーのマネジメントも担っています。
開発業務に関する調整やサポートはもちろん、メンバーが働きやすい環境を整えることも管理職としての私の役割です。私自身も仕事と育児を両立しているため、ワークライフバランスを充実させる施策についても関心がありますね。
多様性を受け入れながら
働きやすさを追求する。
石川
若手でも責任ある仕事を任せてもらえ、早い時期から経験を積めることは、日東紡の特長です。
私は1年目の10月からお客さまを持ち、2年目には大きな売上実績を持つお客さま、そして商材も幅広く担当しています。想像していたよりも早い時期から任せてもらえたので驚きましたね。
女性が多い部署ではないのですが、男性との差を感じたことはありません。誰でも分け隔てなくチャンスがあり、任せてもらえる仕事の幅が広いこともやりがいにつながっています。
イクラム
私にとって研究だけではなく、お客さまと直接やりとりできる毎日はやりがいがあり、刺激的なものです。加えて、日東紡の多様性を受け入れる環境も魅力です。
国籍が違えば、文化や考え方に違いも出てきます。日本に長く住んでいるため日本的な考え方を理解できていることもありますが、入社後にギャップを感じたこと、大変だと思ったことはないですね。同じ会社で働く仲間として自然に受け入れてくれる。そんな穏やかな日東紡の雰囲気に感謝しています。
野口
私の場合、男性の育児休暇取得を快く受け入れてくれた上司や同僚の存在をとても心強く感じました。当時は男性が長期で育児休暇を取得したケースがほぼなく、取得に対する戸惑いはありましたが、3カ月という期間で取得することが妻や育児の助けになると考え、取得を決意しました。上司と相談しながら、取得期間、業務の引継ぎなどを行った感じですね。同じ職場、同じ業務に戻れるかという不安もありましたが、復職後も業務に大きな変化はありません。
照内
私も初めての育児休暇取得の時は復帰に対する不安がありました。2012年、2017年にそれぞれ1年数カ月の産休・育休を取得しましたが、2回とも元の職場、元の業務に復帰しました。キャリアを順調に積める環境です。
制度を活用しながら仕事を続けている先輩ママの方々が身近にいたことも大きいと思います。産休・育休はもちろん、子どもの体調不良の時は看護休暇を取得することは当然という雰囲気があり、安心して仕事と育児を両立できていますね。
ライフステージの変化に対応し
長く安心して働ける環境をつくる。
石川
ライフステージの変化に合わせて働き方や活躍の仕方がどう変わるのか。女性としてとても関心があるテーマです。
時短勤務を利用して育児をしながら働く女性の先輩もいて、仕事とプライベートのバランスが取れた働き方を実現している姿は素晴らしい!その時々に合った働き方を相談したり、モデルとなる先輩のお話を伺える機会があったりすると、女性としてのキャリアの積み方がさらに鮮明になるのではと思っています。
照内
柔軟な働き方をサポートする環境も日東紡の魅力です。
研究所でも2022年度からフレックスタイム制度が正式導入され、子どもの学校や私用で早く帰宅する際に活用しています。こうした私自身の経験を若手社員や女性社員に伝えていくことで、仕事も育児の時間も大切にできるということを知ってもらいたいですね。そして、それぞれの事情があるということを一人ひとりが理解し、お互いを尊重することの重要性も伝えていきたいと思っています。
野口
自分の経験を伝える大切さは私も感じています。
現在は在宅勤務とフレックスタイム制度を活用して、早朝から勤務するなど、仕事と育児の両立に取り組んでいますが、在宅勤務率が高くても、勤務時間を朝方にシフトしたとしても、成果を上げられるということを示していきたいと考えています。
中長期で男性が育児休暇を取得する実績はまだまだ少ないのが現状です。私の経験を伝えることで、男性が育児休暇を取りやすい雰囲気づくりの助けとなれば嬉しいですね。
イクラム
私にも小さい子どもがいますが、第二子が生まれたら育児休暇を取得したいと考えています。
所属している部署では多くのプロジェクトに携わることができ、豊富な経験を積める一方で、メンバーの人数が少ないという課題もあります。互いの業務をバックアップし合える体制を構築し、より働きやすい環境を追求したいと思っています。熱意を持って仕事に取り組みながらも育児に積極的に参加することで、家族との時間をさらに大切にしていきたいですね。
日東紡だからこその
ワークスタイルの未来をつくる。
石川
ライフステージの変化に合わせながら、働き方を柔軟に変えていき、仕事もプライベートも充実した生活を送れるようにしたいと考えています。そのためにも、営業としてのスキル、扱う製品に対する知識をさらに磨いていくことが今の目標です。自分自身のレベルアップを貪欲に追い求め、どんな働き方、活躍の仕方にも対応できる力をつけたいです。
近年では営業職の女性も増えていますが、新入社員など年齢の近い営業職の女性が増えると嬉しいという想いもあります。
イクラム
ワークライフバランスを重視した働き方を実践していきたいと考えています。
社会状況の変化に伴い、日東紡もより広い多様性を受け入れながら、着実に変化をしています。そうした中、それぞれのペースで一人ひとりの社員が成長を続けることが、会社全体の成長につながっていくはずです。そのために自分は何ができるか、何を必要としているのかを見極めながら、一つひとつの業務に取り組んでいきたいと思います。
野口
育児休暇を取得する管理職も増えてきています。管理職が自身のワークスタイルとして育児や介護をしながら仕事を続けている姿を見せることで、多くの社員が気軽に制度を活用できるようになり、より働きやすい環境づくりを促進できると思っています。
柔軟な働き方に対応する制度を活用しながらも、業務効率を上げ、成果を残せる、そんな管理職を目指し、この会社を好きになってもっと長く働きたいと思ってもらえる環境づくりに力を入れたいと思います。そして仕事と育児を両立する男性社員の指針となりたいですね。
照内
管理職としてマネジメントにも従事する私が目標としているのは、部署のメンバーにも柔軟な働き方を推奨していき、みんなのワークライフバランスを充実させることです。そしてより業務に邁進できるような環境を整えていきたいと考えています。
さまざまなバックグラウンドがある社員が長く働き続けるために、仕事と家庭、育児をどのように両立していけば良いのか。制度の活用はもちろん、私自身の経験を伝えることで、その課題を解決する一助になれればと思います。
就職活動では、
自分らしく働ける会社を見極めてほしい。
野口 正彰さんからのメッセージ
日東紡は創業100年と古くからの伝統をつないでいる会社でありながら、多様性を重視し、コアレスフレックスや在宅勤務制度など幅広い働き方を推奨するという新しさも併せ持っています。バリバリ働きたい人も、プライベートを重視したい人も、一生懸命働きながら自身の時間を確保したい人も、それぞれに合わせた働き方で会社に貢献できる態勢が整えられています。これからの日東紡の歴史を一緒につくっていきましょう。
照内 洋子さんからのメッセージ
日東紡では社会情勢の変化への対応や個々のワークライフバランスの向上を目指した働く環境づくりにも力を入れています。結婚、出産、育児、介護といった将来に向けた生活の変化を視野に入れながら、日東紡ならどういう働き方を実現できるのかも考えてみてはいかがでしょうか。そして、社員一人ひとりの幸せを追求する日東紡の取り組み内容について知ってもらい、判断材料の一つとしてもらえたら嬉しいです。
石川 萌々花さんからのメッセージ
経験が浅い若手社員でも大きな仕事を任せてもらえるチャンスが多いのが日東紡です。いろいろなことにチャレンジしたいと考えている人には最高の環境となるはずです。そして、多岐にわたる製品の知識を深めつつ、自社製品がさまざまな分野で使われていることを知ることができるというメーカーならではの醍醐味でもあります。また、その人のバックグラウンドにかかわらず、仲間として働くことができる職場であることも魅力だと思いますよ。
イクラム アリフさんからのメッセージ
日本で暮らしている中で感じているのは、この10年で大きく変わろうとしている日本企業が増えているということです。中でも日東紡は穏やかではあるけれど、堅実に前向きな成長を続けている企業です。自分の成長を感じながら仕事に取り組みたいと考えている人にはピッタリの環境だと思います。入社後に成長を遂げられるように、さまざまな業務に対応できるように、学生時代にたくさんの引き出しをつくってください。