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RECRUITING INFORMATION
Keep Challenging!
地道な努力で製造現場を支える。
高崎 伶太Ryota Takasaki
富士ファイバーグラス株式会社
出向
2013年入社 工学部卒
入社動機
専攻は電気でしたが、就職活動のスタート時は職種イメージがあまり明確ではありませんでした。そのため、最初はさまざまな業種の企業を訪問し、自分が働くイメージを模索することから始めました。電気を核とした技術者といっても、企業によって仕事内容は多種多様です。また働き方も違います。就職活動を進める中で、私は自分がやりたいこと以上に、技術者を活かす環境について考えるようになりました。特定領域を何十年も深く追いかける技術者がいる一方で、幅広い技術領域を任される技術者もいる。私の資質は明らかに後者でした。日東紡を選んだのは、この資質が活かせると感じたからです。
現在の仕事
入社後の配属は生産技術でした。与えられたテーマを必死にこなす日々で得た学びは、私の血肉となったと感じていましたが、一方で製品に対する知識不足、製造工程の理解不足は、私を袋小路に追い込みました。このままでは対症療法的な仕事しかできないという危機感を感じたのです。私は上司に「製造現場を勉強させてほしい」と願い出ました。現在は製造現場に異動し、実際に製造機械のオペレーターとともに汗をかき、製造工程の実際のオペレーションを体感しています。現在の業務は生産技術のキャリアを築く上では遠回りのようですが、製造現場で得る知識・経験は、今後技術者として成長するためには欠かせないものだと確信しています。
スゴイの紹介
私たちが製造を担うグラスファイバー製品は、きわめて多品種です。しかもそれぞれの製造条件が異なります。各製品や製造機械の特性を理解し、状況に応じた条件を設定していくことは大変ではありますが、大きなやりがいや手応えにつながっています。
やりがい
現在のミッションは、生産計画に沿って製造機械を運転し、顧客ニーズに合致した多品種のグラスファイバー製品を製造することです。私はライン全体の製造条件変更や品質管理、また突発の不具合対応、改善提案等を担当しており、自らの仮説に基づいた製造テストも行っています。その際大切にしていることは、原理原則に基づいて考察することと、数値化して考えることの2点です。仮説が正しかったにせよ、間違いだったにせよ、結果に至った要因を考察し、ノウハウを客観的なデータとして残すよう心掛けながら業務に取り組んでいます。この日々の積み重ねが、技術者としての自分の成長につながっていると実感しています。
社員や職場の雰囲気
私の所属するチームには、30代~60代の12名のメンバーがいます。チームの中では若手ですが、社内外のキーマンとコミュニケーションを取り、周囲に働きかけながら業務を進めることを求められています。幅広い年代や多彩な職種の方と協働する機会が多いため、議論の際は数値化した客観的データを使用し、お互いに納得した形で進められるよう心掛けています。また、職場の雰囲気は良好で、コミュニケーションが活発です。自分の意見を発信しやすいことに加え、困ったらすぐに相談できる先輩の存在も心強いです。そうした環境だからこそ、一人ひとりが安心感を持って主体的に業務に取り組むことができ、チームワークも高いものとなっています。
将来の目標
私が担当する紡糸工程は、製造工程の中流箇所に該当します。製品の品質維持および改善に関する仕事を進める中で、上流(ガラス溶融工程)や下流(中間製品の加工工程)の知見を得ることが重要になりますが、私にはベースとなる知識が不足している部分があると感じています。例えば、ガラス溶融工程で必要となる熱力学や流体力学の知識や経験が、私にはほとんどありません。限られた時間の中で効率的に知見を得るために、ベースとなる知識を自身で深めることが今後の課題です。その知識を活かし、知見を深め、「ガラス繊維工場の技術者」として業務の幅をさらに広げながら、俯瞰的な視野で仕事を進められる技術者をめざしたいと考えています。
休日の過ごし方
趣味は、スポーツとTVゲームです。スポーツはプレイすることも観ることも好きで、ゴルフを楽しんだり、プロ野球の試合を観戦したりしています。オンラインで友人とTVゲームをして休日を過ごすこともあります。