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RECRUITING INFORMATION
より高機能の製品を社会に。
そのための生産技術を担う。
土井 靖貴Yasutaka Doi
グラスファイバー事業部門
溶融技術課
2012年入社 機械工学科卒
入社動機
専攻は機械なので、就職活動当初から生産技術に関わる仕事に就きたいと考えていました。しかし、多くのメーカーが生産技術を求めているため、逆に選択肢の多さにとまどいを感じていました。日東紡との出会いは、大学のキャリアセンターに足を運んだ際に、偶然見つけたことがきっかけです。企業研究を通じて知ったグラスファイバーの溶融炉に、一気に心奪われたのです。炉での溶融は、グラスファイバーのトップブランドである日東紡の優位性を根底で支える工程だけに、長い歴史の中で培ってきたさまざまな独自技術が結集しており、私の興味はつきませんでした。
現在の仕事
溶融技術グループは、日東紡グループ全体の溶融炉の基礎研究・設計・施工管理、改善等を担っています。私は、溶融炉を支えるために必要な鉄骨や付帯設備等の設計・施工管理に携わっています。溶融炉は一度稼働を始めたら、寿命まで止めることはできません。したがって、溶融炉を支える鉄骨の設計には慎重な強度計算が求められます。また温度による伸びや、経年劣化も考慮する必要があります。設計・施工でのミスが許されないという緊張感がありますが、一方で、それが大きなやりがいにもつながっています。現在は、設計・施工だけではなく、次期溶融炉設計に活かすためのシミュレーションソフトによる解析にも携わっています。
スゴイの紹介
グラスファイバーは、1300度以上の高温で溶融した原料を紡糸して製造しています。しかも、溶融炉は、一度動き出したら10年程度、24時間休むことなく動き続けるのです。過酷な条件に耐えうる溶融炉を作る責任と醍醐味は、まさに技術者冥利につきると言えるでしょう。
やりがい
入社2年目で新製品の製造テストプロジェクトへ参加できたことが、技術者として大きな財産となりました。研究所をはじめ多くの部署と連携し、研究所が作り上げた新製品が量産可能かどうかを図る重要なプロジェクトです。まだ入社2年目でしたが、そのプロジェクトの計画時から参加し、テスト期間の経過観察・問題点抽出・改善提案等、大切な領域を任されたのです。知識・経験はまだ万全ではなく、「失敗したらどうしよう」という不安感はありましたが、「不明点があったら何でも言ってこい」と相談を促してくれた先輩の言葉に励まされ、次第に「やってやろう」という想いへと変化していきました。
社員や職場の雰囲気
私が所属しているグラスファイバー事業部門の技術部には、20代〜50代まで40名ほどの社員が在籍しています。意識しているのは、意見を言いやすい雰囲気をつくること。幅広い年代のメンバーが活躍している職場であるからこそ、新入社員であっても年齢の差を気にせずに自分の意見を伝えられる雰囲気づくりに気を配っています。技術部の中でも溶融技術グループは、非常に穏やかで接しやすい人が多いという印象です。日々の業務についてわからないことがあれば質問や相談をしやすい雰囲気ですし、時には上司や後輩とジョークを織り交ぜながら議論することもあります。メリハリをつけつつ、楽しみながら仕事に取り組める環境です。
将来の目標
コストに対する意識をさらに高めた溶融炉の設計を行うことが今後の目標です。製品のコストには、製造設備導入のコストも影響してきます。会社の利益に貢献するために新規設備を導入することはもちろんですが、コストの面も熟慮し、その結果を設計・施工に反映していきたいと考えています。例えば、現在稼働しているガラス溶融炉の構造だと寿命はある程度決まっています。その寿命を延ばすためには、溶融した原料が接するレンガ側の構成、そして私が担当している鉄骨関係の構造・構成を見直していかなければなりません。非常に困難な課題ではありますが、その課題に挑戦することはやりがいも大きい仕事だと感じています。
休日の過ごし方
大盛で有名なお店めぐりをしています。上司や同僚からお店を教えてもらい、後輩と一緒に行くことも。郡山市内の大盛カツカレー屋さんでは、大食いに自信のあった後輩もやっとのことで完食していたほどです。