事業の概要
当社は基本的なグラスファイバーが持つ特性を活かしたまま、ある特性をさらに際立たせるコンセプトでガラス組成開発・製品開発を進めています(スペシャルガラス)。電子材料事業では、5G・6Gを基盤とする高度な情報通信インフラの整備が進む社会において、高速通信・半導体の技術革新を支えるプリント配線板材料分野にスペシャルガラスを提供することにより貢献してきました。
これから生まれる新たな電子機器・半導体産業にも当社の開発したスペシャルグラスファイバーが貢献できるよう邁進していきます。

当社は基本的なグラスファイバーが持つ特性を活かしたまま、ある特性をさらに際立たせるコンセプトでガラス組成開発・製品開発を進めています(スペシャルガラス)。電子材料事業では、5G・6Gを基盤とする高度な情報通信インフラの整備が進む社会において、高速通信・半導体の技術革新を支えるプリント配線板材料分野にスペシャルガラスを提供することにより貢献してきました。
これから生まれる新たな電子機器・半導体産業にも当社の開発したスペシャルグラスファイバーが貢献できるよう邁進していきます。
スペシャルガラス |
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日東紡グループは独自技術により、特殊組成ガラスとして2つのスペシャルガラスを提供しています。1つめが高密度パッケージ基板に不可欠なTガラス(高弾性・低熱膨張ガラス)、もう1つは5G高速・大容量通信、高速処理パッケージを支えるNEガラス(低誘電・低誘電正接ガラス)です。
Tガラスは、情報通信社会を支えるAI半導体やSWITCHなど通信ASIC、高機能CPU用途半導体パッケージ基板に採用されていますが、要求特性は高まるいっぽうであり、さらなる低熱膨張・高速伝送への対応が求められています。当社ではこれらの要求にこたえるべく、研究開発を続けていきます。
NEガラスは1990年代に開発し、近年における低誘電ガラスのデフェクトスタンダード製品として業界を牽引してきました。5Gやさらなる高速通信方式開発が期待される時代となり、IoE(Internet of Everything)を支える高速通信ネットワーク機器の進歩と市場拡大が続く限り低誘電材料市場も進化し続けます。指標となるイーサネット規格では、おおよそ4年で倍の速度への対応が求められ、現状は800GbE(112Gbps)への対応機器が上市されていくところです。当社グループでは、この112Gbpsを実現可能とするとして、NERガラスの生産・出荷を開始しています。