明治31年

郡山絹糸紡績(株) 設立(郡山市)

明治政府が開発を推進して郡山発展の礎となった安積疏水を利用し、発電事業と余剰電力を用いた紡績業を兼営する、日本で8番目に設立された絹糸紡績会社。

大正7年

福島精練製糸(株) 設立

繭から巻き取った生糸や、生糸を加工した絹紡糸の前段階のペニーを生産する製糸会社。

大正12年 4月1日

日東紡績(株) 創立

福島紡織(株)(旧 福島精練製糸(株))が片倉製糸岩代紡績所(旧 郡山絹糸紡績(株))を統合し、商号を日東紡績(株)に変更。
社名には太陽の異名である「日東」を冠し、『日出ずる東方の紡績として、英気溌剌、日に新たなり』の意が込められた。

昭和8年

パルプを原料とする人造繊維
ステープル・ファイバー(スフ)の
自社技術による工業化(日本初）

資源の乏しい日本での人造繊維生産には、パルプを原料とするステープル・ファイバー(スフ)が最適と考え、日本で初めて自社技術によるスフ生産の工業化に成功。

昭和13年

グラスファイバーの工業化(世界初)
ロックウールの工業化(日本初)

グラスファイバー、ロックウールの工業化に成功。
耐火・耐熱素材の需要に応える。

昭和24年

グラスウールの製造開始

日本で初めて「吹付法」によるグラスウールの製造を開始。

昭和35年

「日東紡の新しいふきん^®」発売

ロングセラー商品となる「日東紡の新しいふきん^®」発売。
2015年 グッドデザイン・ロングライフデザイン賞受賞。

昭和38年

スペシャリティケミカルス
「PAS」を発明

高分子化合物「PAS(ポリアミンスルホン)」を世界で初めて開発。世界7か国で特許取得。染料固着剤、酸腐食抑制剤、製紙用サイズ剤等で活用される。

昭和44年

プリント配線基板用ガラスクロス発売

コンピューターの進化、IC(集積回路)の技術の進歩による需要増に応え、プリント配線基板用ガラスクロスの製造を開始。

1982昭和57年

血液凝固因子検査薬の製造開始

昭和59年

スペシャリティケミカルス「PAA^®」の
合成に成功(世界初)・発売

高分子化合物「PAA^®(ポリアリルアミン)」の工業製造方法を世界で初めて開発。米国をはじめ各国で特許取得。染色・繊維処理・製紙・金属表面処理・防錆などで活用される。

昭和59年

スペシャルガラス「Tガラス」発売

高強度・低熱膨張特性を持つTガラスは、当初は複合材を中心に展開、現在は、高速処理と高信頼性を求められるサーバーやスマートフォンの半導体パッケージ基板に使用される。

昭和61年

アメリカIICの経営権取得
(Nittobo America Inc.の前身)

免疫系体外診断用医薬品への参入を図るべく、Nittobo America Inc.の前身であるアメリカの抗血清メーカーInternational Immunology Corporation(IIC)を買収。

1987昭和62年

ニットーボーメディカル(株)設立

体外診断用医薬品の製造販売を行うニットーボーメディカル(株)を設立。

昭和63年

ニットーボー・ノープレックス・オーク社設立(台湾)
(NITTOBO ASIA Glass Fiber Co.,Ltd.の前身)

台湾にNITTOBO ASIA Glass Fiber Co.,Ltd.の前身となるグラスファイバー・ヤーンを製造するニットーボー・ノープレックス・オーク社を合弁設立。

平成10年

スペシャルガラス「NEガラス」発売

大量の情報を高速で処理するスーパーコンピューターやデータセンターのスイッチ・ルーター、5Gスマートフォンのアンテナ・イン・パッケージなどに使用される。

平成16年

難接着素材対応芯地「SDDC」発売

薄手の撥水・透明・デリケート素材に対応した難接着素材に対応した「SDDC」を発売。

平成18年

「フラットファイバー」発売

独自の技術により開発した異形断面繊維を使用したチョップドストランドを発売。
成型品の反り・ねじれの逓減効果があり、スマートフォンの筐体や自動車部材などに使用される。

平成27年

遺伝子組み換えカイコを用いた
体外診断用医薬品の開発で
農林水産大臣賞を受賞

平成30年

汎用分析装置用「IgG4測定試薬」発売

国から難病指定を受けているIgG4疾患を汎用分析器で測定できる
IgG4測定試薬を発売。

体外診断用医薬品の販売・製造を行う
Kamiya Biomedical Company, LLC(米国)を取得

体外診断用医薬品の原料の製造を行う
Capricorn Products,LLC(米国)を取得

メディカル事業のグローバル・バリューチェーンを強化すべく、体外診断用医薬品の販売・製造を行うKamiya Biomedical Company, LLC(米国)、体外診断用医薬品の原料の製造を行う Capricorn Products, LLC（2020年Nittobo America Inc.に吸収合併）を取得。

Baotek Industrial Materials Ltd.(台湾)を
連結子会社化

電子材料メーカーの集積地である台湾で、グラスファイバー・クロスの製造・販売を行うBaotek Industrial Materials Ltd.を連結子会社化。

令和3年

NITTOBO ASIA Glass Fiber Co., Ltd.(台湾)に
スペシャルガラス生産工場を新設

NITTOBO ASIA Glass Fiber Co., Ltd.(台湾)にスペシャルガラス・ヤーンの生産工場を新設。台湾島内でスペシャルガラス・ヤーンからクロスを生産する一貫体制を構築。

令和4年

Nittobo America Inc.のカリフォルニア拠点を拡張

Nittobo America Inc.のカリフォルニア拠点に新工場を増設、
生産エリアを1.5倍に拡大。

令和5年

4月1日
日東紡グループ 創立100周年