コアとなる専門領域を
持ちながら
グローバルな舞台で
活躍したい
金子 佳樹
Nittobo America Inc.
Corporate Planning Dept.
Manager
2013年入社
経営学部経営学科卒
米国3 拠点の全体最適を図る計画を立案・実行
日東紡は日本国内はもちろん、海外にも複数の拠点が存在します。中でも日東紡の子会社であるNittobo America Inc. は米国に3 拠点(カリフォルニア州、アイオワ州、メイン州)を展開し、日東紡のメディカル事業を支えています。私が所属するCorporate Planning Dept. は経営企画を担当する部署です。その中で私に課せられたミッションは、予算や中期経営計画の作成、生産・流通プロセスの管理など米国3 拠点の全体最適を考えた施策の計画立案や実施をリードすること。日東紡は体外診断用医薬品の製造・販売を行っていますが、その重要な原材料であるヤギ由来の抗血清を供給しているのが米国3 拠点です。日東紡が誇る免疫系の体外診断用医薬品を開発、製造から販売まで一貫して行う体制は、高い競争力とシェアを持つ「グローバル・ニッチNo.1」を掲げる日東紡の戦略を体現したものと言えます。そのベースとなるのが、抗血清の供給です。日東紡の経営戦略の根幹に関わる施策の立案や実施を担当する業務は、責任も大きい分、やりがいや達成感も大きな仕事です。
世界で活躍する後押しとなった海外大学への留学制度
米国に赴任してからは自分で考え、判断する・判断できる環境の中、重要な投資計画に関する業務も担っています。M&A で競合他社を買収する計画に初期段階から携わり、買収後は経営・業務・意識に関する統合プロセスのマネジメントも担当。会社がダイナミックに変わるさまを間近で目にし、自分事として変革に携われたことは、今後の自分のキャリアに間違いなく活きてくると感じました。米国赴任のきっかけは、日東紡の「海外派遣制度」です。日本では本社で経理を担当していましたが、コアスキルとなる専門性を持ちながらさまざまな部署を経験したいという想いが強くなり、社内公募に応募。海外留学のメンバーに選ばれ、米国の大学でマーケティング、グローバルビジネス、ビジネスコミュニケーションを学びました。現在ではキャリアの半分以上が米国での勤務になりましたが、日本人であることの誇り、そして協働する方々へのリスペクトを忘れずに業務に取り組んでいます。
専門領域を持ち、グローバルに活躍するリーダーを目指す
以前の上司だった米国子会社の社長からは「駐在員は経営者の一員として行動すること」「仕事のオーナーシップを持つこと」を強く求められました。それもそのはず、駐在員は投資先である子会社をリードし、親会社に対しては説明する責任を負っているのです。現地社員から見た駐在員は親会社の代弁者であり、その言葉や行動の意味は重いものです。言語や文化の壁もあり、日本のような阿吽の呼吸は通用しません。考え方を180 度転換し、一つひとつの仕事にビジョンを持つこと、常にロジカルに説明できるようにすることを実践できるまで相応の時間はかかりました。目標としているのは、自分の専門領域を持ちながらもグローバルな舞台でリーダーとして活躍できるビジネスパーソンです。常に学び続け、変わることを恐れずに、自己変革をし続けることで自分を磨き続けていきたい。そしてグローバルマインドを備え、世界で通用する人材になりたいと考えています。