若手社員の大胆な提案も
実現させてくれる風土がある
西野 琴美
メディカル事業部門
営業担当(体外診断薬)
2017年入社
外国語学部卒
日東紡の「体外診断薬」を海外に拡げる
私は現在、アジア・ヨーロッパ地域のお客様担当として、健康診断や血液検査に用いられる「体外診断薬」を販売しています。海外営業といっても、商品の販売だけが主な業務ではありません。商品紹介や交渉を行うことはもちろん、採用の決定後は、現地で商品を販売可能にするための薬事登録作業も行います。さらには医療展示会などにも参加し、新規のお客様獲得に向けて、日東紡及び商品のPR活動を行います。業務範囲が多岐にわたるこの仕事は、瞬発力と辛抱強さの両面が求められると感じています。こちらの回答が遅いと連絡が途絶えてしまうお客様もいらっしゃるので、スピード感を持った対応が重要です。一方で、商品の採用獲得から現地での販売までは調整業務がたくさんあり、長い期間を費やします。長いものだと1年以上かかることもありますが、将来の販路拡大のための種まきと考え、じっくりと向き合う姿勢も大切です。
前例のない海外営業同行を実現
海外向けの「体外診断薬」は、代理店を通した販路となります。私がお客様に販売をした後、今度はそのお客様が現地の病院に向けてその商品を販売していきます。つまり、日東紡の商品が現地で広まるか否かは、そのお客様の行動次第になります。しかしある時、「これ以上は注文が見込めない」という回答がお客様から届きました。この状況を鑑み、「自分も現地で販売する一員であるという意識を持たなければ、お客様からの強い協力は得られない」と私は判断しました。思い立った私は、上司に「お客様の営業活動に1週間同行し、拡販をサポートしたい」と申し出て、海外のお客様のもとへ赴きました。まず現地でサポート計画のプレゼンを行いました。そして実際に営業同行を行うことで、お客様が日東紡の代わりに一生懸命に商品をPRしてくださる姿を初めて目の当たりにしました。この取り組みにより、「お客様の営業活動に対して日東紡は何ができるか」という問いの答えが明確になり、より具体的なサポートを行うことができました。お客様からも好評をいただき販売拡大に結びつけることができました。何よりこの経験は、営業として自分の目と耳で交渉を重ねることの重要性を知る大きな機会となりました。現在も、このプロモーション活動は継続しています。
若手の想いを、行動に移せる風土
日東紡は、若手も意見を発信し、挑戦できる環境があります。会議でも年次に関係なく意見を求められます。提案したいことや実現したいことがある場合は、私から会議を招集することもあります。前述の海外営業同行も、前例のないケースでしたが、上司の後押しで実現しました。自分がどう考え、何をしたいかを発信する機会があり、その想いを行動に移せる風土はとても恵まれていると思います。新入社員の頃からプロジェクトのメンバーになることもあり、私も1年目で医療展示会の企画メンバーとして、ブース案の意見交換や衣装の制作に携わりました。前例のないことであっても、明確な理由と熱意があれば挑戦できるため、それだけ成長スピードも速まる環境だと感じています。これからも私は、「自分の目で確かめる」営業として、お客様と日東紡に貢献し続けていきます。「お客様の声は現場にある」をモットーに、まだ発見されていない困りごとや情報をつかんでいきたいです。そしてその度に「どのように提案したら、お客様も日東紡もWin-Winでいられるか?」を見つけ出し、解決策を提案し続けていきます。