学びの場が多い日東紡だから、
強力な競争力が磨かれる
稲葉 隆道
グラスファイバー事業部門
営業担当(複合材料)
2009年入社
工学部卒
多様なキャリアを通して、視野の広い営業力を得た
入社後、私が最初に配属されたのは、福島研究所(現:ファイバー研究所)です。ここではガラス組成についての研究開発を行い、日東紡の製品にあるEガラス、Tガラス、NEガラスに続く、新たなガラス繊維の開発を進めました。福島研究所で約5年半の勤務を行った後は、日東紡の子会社で建築材用途に使用される断熱材の製造販売を行っているパラマウント硝子工業に異動し、技術開発部にて断熱材に塗布する表面処理剤の開発を行いました。そこから約1年半後には、本社の営業部署に異動となり、複合材料用ガラス繊維の営業と、産業資材用ガラス繊維の営業経験を積み、現在に至ります。異動する機会が多く苦労したこともありますが、各配属先で取り扱う製品や、製造方法をその都度学ぶことができたため、幅広い知識を持った営業として成長できている実感があります。
競争に打ち勝つ先に、成長がある
現在の私のミッションは、複合材料用として使用されるガラス繊維の販売です。複合材料とは2つ以上の異なる材料を組み合わせた材料です。複合材料営業部では樹脂とガラス繊維を組み合わせた繊維強化プラスチック(FRPまたはFRTP)に使用されるガラス繊維を販売しています。繊維強化プラスチックの使用用途は、スマートフォンやパソコンの部品、自動車部品、ヘルメット、バスタブなど多岐にわたり、要求される物性や形態は様々ですので、案件毎にお客様の求める製品の提案、販売を行っています。競合他社は国内外に複数あるため、販売競争は熾烈です。私は、日東紡の技術力の高い製品をPRするとともに、数量条件や価格交渉などを粘り強く提案しています。一度、取引が途絶えたお客様のところに何度も訪問させていただき、数年ぶりの購入を再開していただいた時は、大きな達成感を得ることができました。日東紡の製品力に自分の営業スキルを加え、数字という結果に結びつけることができたのは、私の中で大きな成長経験となりました。
充実した教育支援プログラムの活用で、将来像へ近づく
日東紡のグラスファイバー事業は、研究から製造、加工、販売の一貫体制を構築し、お客様へ製品の提案・販売をしています。研究から販売までのプロセスを持っていると、ニーズに対して多角的なアプローチが可能となり、お客様からのご要望に幅広く応えることができます。ガラス繊維製品の販売メーカーによっては、原糸の加工のみを行っている企業もあるため、一貫体制を有している日東紡は販売戦略の面では大きなアドバンテージがあると思います。また、語学や簿記、貿易実務、ビジネススクールなどの教育支援プログラムが充実していることも日東紡の魅力の一つです。向上心さえあれば、自分の目指している将来像へ素早くアプローチできる環境です。今後は、国内のお客様だけではなく、海外のお客様向けの販売を手掛けたいと思っています。その目標実現のために、会社の教育プログラムを活用した英会話学習や、貿易実務の勉強に挑んでいます。グローバル化を進めている日東紡の中で、より広いマーケットで実践を積み、国内外のお客様から信頼を寄せられる営業を目指していきます。