篠原周作  環境・ヘルス事業部門 Nittobo America.Inc出向  1998年入社 文学部卒 海外子会社の経営を通し、グローバル展開に貢献する

新たな挑戦と向き合い、海外でキャリアを重ねる

体外診断薬のグローバル展開を支える重要拠点

Nittobo Americaでは、病気の早期発見等に用いられる「体外診断薬」の重要な原料開発・供給基地として、抗原・抗体の品質管理や高品質化に努めることはもちろんのこと、新製品の開発や抗血清精製技術の向上に日夜取り組んでいます。

私はNittobo Americaのコーポレートプランニングの責任者として、会社経営の実務全般を担当しています。業務内容は多岐に渡っており、主なものでは、日東紡本社の方針を踏まえた日々の事業推進、本社に向けての経営情報の提供といった現地と本社の橋渡し役を務めています。また、マネジメント業務として、全社横断プロジェクトの進捗管理、設備投資案件のサポート業務などを行っています。どの業務も現地社員とのコミュニケーションが必要不可欠であるため、語学力の向上にも日々精進しています。

研修運営を通じて得た、異文化の中で働くことへの気づき

工場が位置するカリフォルニア州は、全米一安全管理に関する法律が厳しく、Nittobo Americaでは年に一度、全社員を対象とした1日がかりの研修を実施しています。私は駐在員初の安全衛生管理者として、安全研修の企画・運営を行っています。当初、前年にならい講義型の研修を行ったところ、日本人と異なり思ったことをはっきり言う現地社員から「座学一辺倒で飽きた」、「マンネリ化している」といった不満が噴出しました。そこで翌年からは、社員が主体的に参加できるよう従来の形式を一新し、体験型の実践トレーニングを中心に研修を組立てました。すると、現地社員から「実用的で役にたった」、「楽しく学べた」といった声が出るようになりました。

これまで日本で「言わなくても察する」という文化の中にいた自分にとって、面と向かって評価されたことは大きな驚きでしたが、異文化の中で働くことの真の理解と自分自身の働き方をシフトチェンジすることができた貴重な経験だったと感じています。

加速するグローバル展開 「まずはやってみる」気持ちが大切

仕事をする上では「あれこれ考え込まず、まずはやってみる」ことを心がけています。私は2013年に現在の部署に異動するまでは、キャリアの殆どをグラスファイバー事業部門の海外営業として過ごしてきました。そのため、異なる国で異なる部門のマネジメントを任されると聞いた際は私自身とても不安でした。ただ、悩んでいても始まらないと気持ちを切り替えて取り組み、今に繋がっています。人は誰でも未知のことに不安を感じ、恐れ、反発します。しかし私は、初めから自分の限界を決めたりせず、少々強引にでもとりあえずやってみるべきだと考えています。無論、失敗することもありますが、その時に多くを学び、再発防止に取り組むようにすれば、悩んだまま行動に移さないよりも良い結果が得られると信じています。

日東紡が今後も成長していくためには、新興国市場を含めたグローバル展開が急務であり、今後その流れは加速していきます。Nittobo Americaでも、グローバルな視点からの研究開発をより強化するため、2017年1月に研究所を新設しました。これもまた、私にとって新たな挑戦です。不安はありますが、それ以上に、日東紡のグローバル競争の最前線をマネジメントする現在の仕事に大きな充実感を感じています。

日東紡の事業はまだまだ海外での成長の余地があると考えています。また、やりたいと思うことをチャレンジさせてくれる土壌があるので、世界を相手に勝負してみたいと思う人、海外ビジネスに関心がある人にとっては大変魅力のある会社だと思います。かくいう私自身も志望動機は「海外で活躍したい」でした。