業界解説・製品紹介Business information

あらゆる産業を支える素材メーカー

刻々と変革する現代において、数年前までは不可能だと思われていた製品が次々と世の中のスタンダードになっています。その背景には、最終製品を支える様々な素材の技術革新が欠かせない要素として存在しています。我々のような素材メーカーが生み出す素材は、私たちの誰もが知っている数多くの製品の中で、必要不可欠なキーパーツとして使用され、私たちの生活や産業を支えています。人がいるところには必ず素材の需要があり、その商圏は国内に止まらず、グローバルにビジネス展開をしています。

グラスファイバーの広がり

当社の主力製品の一つであるグラスファイバーは、比較的近年産業の中に登場した素材です。その歴史は、1938年に日本の日東紡、米国のオーエンス・コーニング・ファイバーグラス社が偶然にも同時期に世界で初めて工業化に成功したことに始まります。グラスファイバーは、各種工業用繊維材料のなかでも、機能性と経済性の両面でバランスの取れた優れた材料であり、戦後のわが国の経済成長に連動して発展を遂げてきました。

近年では、電子機器の筐体や航空機・自動車等で使用されるFRP(繊維強化プラスチック)から、電子基板用絶縁クロスに代表される電子材料用複合素材、ドーム膜材をはじめとする建築資材まで、グラスファイバーの用途は様々な分野へ広がり、その優れた特性は世界の産業界に広く認められています。

発展していく世界で、さらに求められていくグラスファイバー

そして現在、グラスファイバーが使用される製品の市場では、急速な技術革新や環境の変化が起きており、グラスファイバーの可能性は無限に満ちていると言っても過言ではありません。

例えば、電子材料分野では、通信の高速化や仮想現実(VR)等の新技術の登場により、今までにない高機能素材のニーズが生まれています。また、IoT(Internet of Things)の進展により、電子材料のニーズはますます広範な産業に広がっていくことになるでしょう。自動車産業では、温暖化に伴う燃費規制により、FRPを金属の代替として利用する動きが強まっています。建築資材用途についても、2020年の東京オリンピックに向けたスタジアム建設をはじめ、今後も多くの場面で利用が見込まれます。

グラスファイバーは、工業化されて以来、様々な用途への展開を通じて、今なお発展し続けています。10年後、20年後においても、我々の想像をはるかに超えるビジネスとの融合が待っているに違いありません。